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天安門事件から35年、台湾で犠牲者の追悼集会 2000人以上が集まる

2024年6月4日 22:40
天安門事件から35年、台湾で犠牲者の追悼集会 2000人以上が集まる

中国の民主化運動が武力で弾圧された天安門事件から35年となる4日、台湾で犠牲者の追悼集会が開かれました。

4日、台北市中心部で開かれた追悼集会では、天安門事件を経験した人や民主活動家らがスピーチを行い、事件を語り継いでいくことが大事だと訴えました。

天安門事件をめぐっては、中国当局が中国本土に加えて、3年前からは香港での追悼行事も規制しているため、今年も追悼の機会を求める多くの人々が台湾を訪れました。主催団体によると、集会には2000人以上が集まったということです。

また、台湾の頼清徳総統はSNSに「どんな政権も人々の声、特に若い世代の声に耳を傾けるべきだ」などと投稿し、言論統制を強める中国を念頭に、けん制しました。

一方、香港では3日、事件の犠牲者に追悼の意を示すためのパフォーマンスを行ったとして、芸術家の男性が一時拘束されるなど、当局による、さらなる締め付けが強まっています。