G7＝主要7か国の首脳は3日、パレスチナ自治区ガザ地区での新たな停戦案について、「全面的に支持する」とした共同声明を発表しました。

G7の首脳は3日、恒久的な停戦に関する協議を含む新たな停戦案について、「イスラエルの安全保障上の利益とガザの民間人の安全が保障される」として、「全面的に支持する」と共同声明を発表しました。「危機の永続的な終結につながる」として、ハマスに受け入れるよう求めています。

これに先立ち、アメリカのバイデン大統領は3日、イスラエルとハマスの交渉を仲介するカタールのタミム首長と電話で会談しました。イスラエルが、ハマス側に提示した条件のもと、前進する準備があることを確認したうえで、ハマスを説得するよう求めました。

一方で、イスラエルのネタニヤフ政権内では、極右政党の閣僚が停戦案への反発を強めています。ベングビール国家治安相は、「ハマス解体を実現せずに、停戦案に同意すれば連立政権を崩壊させる」と、公然とのべるなど首相批判を強めています。