中米・エルサルバドルで4日、大統領選挙が行われ、自身を“世界一クールな独裁者”と称する現職のナジブ・ブケレ氏が勝利を宣言しました。

ブケレ氏は元実業家で、2019年の大統領就任以降、暗号資産のビットコインを世界で初めて法定通貨にしたほか、治安改善に取り組み再選が確実視されていました。

エルサルバドルの大統領選挙は4日、投開票が行われ、ブケレ氏は自身のXに、「我々は大統領選挙で85％以上の得票率で勝利した」と投稿し、勝利を宣言しました。

自身を“世界一クールな独裁者”と称するブケレ氏の治安対策を巡っては、アメリカメディアによると、世界最悪だった殺人事件の件数を劇的に減らし治安を改善させた一方、ギャングを不当に拘束し人権を侵害していると人権団体が指摘しているということです。