『スペース・マウンテン』41年の歴史に幕 オープン当時のスタッフが明かす知られざる裏側
夏の厳しい暑さが続くなか、長い行列ができていたのは東京ディズニーランドのアトラクション『スペース・マウンテン』。これまでたくさんの人に親しまれてきましたが、リニューアルのため7月31日をもって、運営を終了します。
『スペース・マウンテン』は、1983年の東京ディズニーランド開園と同時にオープン。宇宙空間をハイスピードで駆け抜ける、スリリングなジェットコースタータイプの屋内型アトラクションです。開園から41年間、来場者を楽しませ、多くの思い出を生み出してきました。
最終日に訪れた20代のファンは「小さい頃から来ていて、その時からあったやつ(アトラクション)なので、どんどん年重ねるにつれて、怖さから楽しさに変わった。(パークの)出口に近いので締めの乗り物といったらこれみたいな」とコメント。
■開園当初のスタッフが明かす“秘話” 2027年のリニューアルに「私、個人も期待しています」
オープン当初、アトラクションの運営を担当していたスタッフ・関戸武治さん(61)にも当時の思い出を聞きました。
関戸さんは「屋内式のジェットコースタータイプっていうのが、(当時は)国内には少なかったですから。朝早くからお客様が『スペース・マウンテン』を目指してやってくる人気アトラクションでしたので。(走らないように)ゆっくり『スペース・マウンテン』まで来場者をご案内するというような誘導方法を取ったりしていました」と明かしました。
宇宙空間を暗闇で表現したアトラクションということもあり、待機列である出来事が。「オープン当初は暗闇を走るジェットコースターというものの認知度がまだ低かったですから。(待機列の)途中でリタイアする方も、かなりの数いらっしゃったと記憶しています」と振り返りました。
今後、『スペース・マウンテン』は2027年にリニューアルオープン。現在のアトラクションに“新たな性能”や“特殊効果”を加えていくということで、関戸さんは「技術的な部分もかなり向上していますので、『スペース・マウンテン』は、より一層想像を絶するスリル感と楽しさを味わえるものだと確信しています。私、個人も期待しています」とコメントしました。
(2024年8月1日放送『Oha!4 NEWS LIVE』より)