【ディズニー】スペース・マウンテン、最終日搭乗キャンペーン実施 約40年の歴史を振り返る
キャンペーンでは、4月9日から6月16日までの期間中、東京ディズニーランドに来園し、応募した方の中から抽選で、『スペース・マウンテン』最終日である7月31日にアトラクションに優先搭乗できる権利、1デーパスポート、記念品が、250組500人に贈られるといいます。
■宇宙飛行士の経験がいかされたアトラクション
今から約40年前、1983年の東京ディズニーランド開園と同時にオープンしたアトラクション『スペース・マウンテン』は、宇宙空間を急上昇、急降下、急旋回する、スリリングなジェットコースタータイプの屋内型アトラクションです。
オリエンタルランドによると、新型ロケットに乗って宇宙旅行へ出発するというコンセプトは、1960年代にウォルト・ディズニーによって考案され、1975年にフロリダにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのマジックキングダム・パークに初オープン。その後、カリフォルニア、日本、パリ、香港に誕生しました。
東京ディズニーランドでは、2006年10月から約半年のリニューアル期間を経て、2007年4月に現在の『スペース・マウンテン』となりました。これまでに約2439万回、ジェットコースターである“ロケット”が打ち上げられたといいます。
■オープン当初を知るスタッフ「『スペース・マウンテン』までは何もありませんでした」
今では『バズ・ライトイヤーのアストロブラスター』や『モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”』など、人気のアトラクションが多くある『トゥモローランド』。『スペース・マウンテン』のオープン当時、アトラクションの運営を担当していた畠山裕二さん(60)に話を聞くと「スペース・マウンテン以外は全て変わっています。オープン当初から」と語り「今『モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”』があるところに『ミート・ザ・ワールド』というアトラクションがあり、そこから『スペース・マウンテン』までは何もありませんでした」と振り返ります。
オープン当時は、屋内型のジェットコースタ―は珍しかったといい「当時から人気があってみなさん走ってきてしまうので、安全のために私たちが(ディズニーランドの入園口付近にある)ワールドバザールまでゲストの方をお迎えに行って、ゆっくりと歩きながらスペース・マウンテンまでエスコートするという感じでした。それだけたくさんの方がお待ちになっていたという状況でしたね」と人気ぶりを振り返りました。
■オープン当時を知るスタッフ、おすすめの楽しみ方
クローズまで残り約4か月。畠山さんだからこそ知るおすすめの楽しみ方を聞いてみると「今日なんかこんな天気いいじゃないですか。それで(アトラクションに)入れると目が暗さに慣れてないので、よりスピードを感じていただけると思うんですよ。だから、夜に乗るよりもこういった天気のいい日に乗って、そのスリルを味わうのがおすすめです」と教えてくれました。
現在の『スペース・マウンテン』は7月31日にクローズしますが、2027年にはまったく新しく建築し直された『スペース・マウンテン』が誕生します。現在のジェットコースタータイプの屋内型アトラクションという形態はそのままに、新たな性能や特殊効果が加わることで、今まで以上にスリルと興奮に満ちた宇宙旅行を楽しめるといいます。