マレーシア航空機撃墜で初公判 オランダ
2014年、ウクライナ上空でマレーシア航空機が撃墜され、乗客乗員298人が死亡した事件の初公判が9日、オランダで開かれた。
マレーシアの地元メディアによると、初公判は殺人の罪で起訴されたロシアの元軍人ら4人が出廷しないまま開かれた。
この事件は2014年、ウクライナ東部でマレーシア航空機がミサイルで撃墜され、乗客乗員298人全員が死亡したもの。
オランダなどの合同捜査チームは、事件に関与したとしてロシア軍の元大佐や情報機関に所属するなどしていた4人を特定し、起訴したが、ロシア政府は身柄を引き渡さない構え。
裁判官は、初公判で多くの人命が失われた事件について、「ほとんど理解しがたいものだ」と語り、被告人が不在でも審理を進めることを決めた。