ハリス氏、首都ワシントンで大規模演説へ 米大統領選まで1週間
アメリカ大統領選挙まで1週間となる中、ハリス副大統領が首都ワシントンで大規模な演説を行います。現場から中継です。
ハリス氏は、ホワイトハウスが見える広場で演説を行う予定です。ここは、議事堂襲撃事件の直前にトランプ氏が演説をしたのと同じ場所で、その象徴的な場所での演説を伝えようと、会場の外には多くのメディアが集まっています。
ハリス氏は、トランプ氏が2021年の議事堂襲撃事件の直前、支持者に「議会に向かって歩こう」とあおった同じ場所で演説することで、有権者に事件を思い起こさせる狙いがあります。ハリス氏は演説で、「トランプはアメリカ国民を分断させ、互いを恐れさせるよう仕向けてきた」などと批判し、「みなさんの生活をより良くするために、共通の基盤と常識的な解決策を見いだすことを誓う」と強調します。そして、「全てのアメリカ国民のための大統領になる」と訴えます。
会場の外では、すでに多くの支持者が列を作っています。およそ4万人が集まるとみられていて、会場に入れない支持者のためのスペースも設けられるということです。
直前まで支持率がきっ抗する異例の選挙戦となる中、ハリス氏がトランプ氏が返り咲いた場合の危険性を強調し、票の掘り起こしにつなげられるかが焦点です。