ウクライナの首都キーウにある診療所などが1日、ミサイル攻撃を受け、子どもを含む3人が死亡しました。一方、ロシア側も大規模な攻撃を受けるなど、攻撃の応酬が激しさを増しています。

ウクライナのキーウ市当局によりますと、市内では1日未明、空襲警報が鳴り響き、診療所や住宅などにミサイルが着弾して、子ども1人を含む3人が死亡しました。ウクライナ空軍は、「地上配備型のイスカンデルから ミサイルが発射された」として、ロシアがミサイル攻撃を再開したとの見方を示しました。

一方、ウクライナと国境を接するロシアのベルゴロド州でも1日未明に集合住宅が攻撃され、数人がケガをしました。ロシア国防省は「ウクライナによる民間人へのテロ攻撃だ」とした上で、「テロ部隊は追い返された」としています。

これに対し、ウクライナ側で活動を続ける反ロシア政府の武装組織ロシア義勇軍は犯行声明を出し、「第2段階が始まった」などと攻撃の継続を宣言しました。

また、ベルゴロド市の市長は、市内で車道に無人機が落下して爆発し、2人がケガをしたとして、現場の映像をSNSに投稿しています。