ウクライナでは今ロシア軍による発電所などへのミサイル攻撃の影響で全土で大規模な停電が続いています。首都キーウから中継でお伝えします。

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私は今キーウ市の中心部に来ています。

後ろに見えるあちらのビルに、先月、ミサイルが着弾しました。

ビルの壁が一面なくなってしまっているのがわかります。

またここから100メートルほどのところの建物も、ドローンによる攻撃を受けました。

防衛（安全）上の問題で撮影は許可されていませんが、私のすぐ左手に火力発電所があり、この発電所を狙ったミサイルが外れて周辺の建物にあたったとみられています。

その後もインフラ施設を狙った攻撃が相次いでいて、その影響で、キーウ市内などでは、毎日計画停電が行われています。

一部の地域では、1日のうち12時間も停電する計画も発表されました。

自由に食事を作ることも暖をとることもできず、携帯の電波も弱くなる事態に、キーウ市民は「このままでは生活もままならない」「停電が少ない地域に引っ越さないといけない」と話しています。

真冬には気温がマイナス20度まで下がることもあり、電気が遮断されれば命に関わる問題となります。