米サリバン大統領補佐官、首都キーウ訪問しゼレンスキー大統領らと会談 590億円規模の軍事支援を表明
アメリカのサリバン大統領補佐官は4日、ウクライナの首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領らと会談しました。アメリカとして新たに4億ドル、日本円で590億円規模の軍事支援を表明しました。
サリバン補佐官は会談で、「主権と領土を守るウクライナ国民へのアメリカの支持は揺るがない」として、新たに4億ドル、日本円で590億円規模の軍事支援を行うことを伝えました。支援には、戦車や無人機、地対空ミサイルなどが含まれます。
サリバン補佐官はまた、軍事支援だけでなく、経済支援や人道支援も続けていく方針を伝え、さらにロシアには軍事侵攻の責任を取らせると強調しました。
アメリカでは中間選挙を来週8日に控えて、野党・共和党の一部からウクライナ支援の見直しを求める声があがっていて、バイデン大統領側近のサリバン補佐官の訪問で、支援は中間選挙を経ても「揺るがない」との政権の意思を強調する狙いもあったものとみられます。