ロシアで国際会議東方経済フォーラム始まる
ロシア極東のウラジオストクで、極東開発などをテーマにする国際会議東方経済フォーラムが始まり、会議ではプーチン大統領が北方領土をめぐり、一方的な発表を行う可能性があります。
東方経済フォーラムは、ロシア政府がアジア各国の政財界の代表を招いて開く国際会議です。極東と北極圏の開発をテーマに意見を交わすもので、2019年までは当時の安倍総理大臣が毎年出席し、それに合わせたプーチン大統領との首脳会談では、北方領土問題を含む平和条約交渉が行われてきました。
今年、菅総理は出席しておらず、また北方領土での日露共同経済活動をめぐっては、双方の立場に隔たりがあります。こうした中で、1日、ラブロフ外相は日本以外の国から投資を促す新たな優遇制度を、まもなく明らかにすると示唆して、3日に予定されている、プーチン大統領の演説で、一方的な発表が行われる可能性もあります。