北海道の東に位置する標津町。１９日（木）、町の駐在所の前で、ある男性が目撃されました。

通報した人
「宿でも探しているような感じだったので『どうしたんですか？』と聞いたら、『国後から泳いできた』と」

「（Ｑ．日本語は話せた？）片言で話していた」

ロシア人を名乗ったという男性。警察で事情を聞いたところ、なんと２４キロ離れた「北方領土・国後島から泳いできた」と話したというのです。さらに男性は、「亡命を希望する」などとも話しているということです。

発見された当日、町内にある店で衣類などを購入していたという男性。

通報した人
「スポーツウェアの上下にスニーカー、つばの付いた帽子とマスクをしていた。」

警察は男性を入管当局に移送しました。

関係者によりますと、今後は入国の経緯を確認するとともに、「一時庇護を認める」などの対応をとる見通しです。