金正恩総書記 コロナ対策強化を指示
北朝鮮の金正恩総書記は2日、朝鮮労働党の会議で新型コロナウイルス対策をさらに強化するよう指示しました。
3日付の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は2日、党の政治局拡大会議が開かれ、金総書記が出席したと報じました。金総書記は新型コロナウイルスについて世界的な大流行が続いているとして、対策の強化に言及、「国家防疫システムを点検し、防疫部門をもう一度緊張させ自覚させるための一大政治攻勢を行う」と強調しました。
その上で対策強化に必要な物質的・技術的手段を十分に備えるよう指示し、「我々の方式の防疫システムを完成させるべき」と指摘しました。
一方、ロイター通信などによりますと、北朝鮮は中国のシノバック製のワクチンおよそ300万回分についてより感染状況が深刻な国に送るべきとして受け取りを辞退したということです。
■写真:9月3日付「労働新聞」より