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金正恩総書記 習近平主席と祝電を交換

2021年7月11日 9:39

北朝鮮の金正恩総書記は中国の習近平国家主席とメッセージを交換し、両国の協力関係を発展させていく方針を確認しました。

11日付の労働新聞は、中国と北朝鮮が有事の際に相互に軍事支援を行うことを定めた条約が締結から60年を迎えたことに合わせ、金総書記が中国の習主席と祝電を交換したと報じました。

祝電で金総書記はアメリカを念頭に「敵対勢力の挑戦と妨害策動がより悪らつになっている今日、アジアと世界の平和と安定を保障する上でいっそう強い力を発揮している」と条約の意義を強調しました。

その上で、両国の協力関係を「新しい時代の要求と両国人民の念願に即して絶えず強固にし、発展させていくのは党と政府の確固不動の立場だ」と表明しました。

一方、習主席は「協力関係を絶え間なく新しい段階へ導いていくことによって、両国と両国人民にさらなる幸福を与える用意がある」と伝えました。

北朝鮮としては中国との友好関係をアピールすることで、アメリカのバイデン政権をけん制する狙いがあるものとみられます。