物理学賞・真鍋氏 温暖化予測モデルを開発
ことしのノーベル物理学賞の受賞者が発表され、地球温暖化の予測モデルを開発したプリンストン大学の真鍋淑郎氏ら3人が選ばれました。
受賞が決まった真鍋淑郎氏は愛媛県出身の90歳。1958年に東京大学大学院で博士号を取得したのちアメリカの海洋大気庁の研究員となりました。現在プリンストン大学で上席研究員を務めています。今回ドイツとイタリアの研究者とあわせて3人での共同受賞となりました。
選考にあたったスウェーデンの王立科学アカデミーは、真鍋氏の受賞理由として、大気中の二酸化炭素の増加が気温上昇につながることを示したことに加え、地球の気候を物理的にモデル化し温暖化の正確な予測を可能にしたなどと説明しています。
日本のノーベル賞受賞は28人、物理学賞は2015年の梶田隆章氏に続き、12人目になります。