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中国 台湾行政院長に“訪問禁止”制裁措置

2021年11月6日 13:42

中国政府は、台湾の首相にあたる行政院長などに対し、「台湾独立」を企てているとして中国への訪問を禁止するなどの制裁措置を発表しました。

中国政府で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の報道官は5日、台湾の首相にあたる蘇貞昌行政院長や呉ショウ燮外交部長らを名指しし、「頑固な台湾独立分子が中国と台湾の対立を煽り、外国勢力と結託して国家を分裂させようとした」と批判しました。

その上で、処罰として本人や家族の中国訪問や関連企業が中国大陸で利益を得ることを禁じる制裁措置をとるとしています。

蘇行政院長は今月、台湾を訪問中のEU=ヨーロッパ連合の議員団と会談したほか、呉外交部長は先月ヨーロッパ各国を訪問していました。

台湾とヨーロッパは、中国に対抗するため急速に連携を深めていて中国政府は反発を強めています。