ゼレンスキー大統領「命がけの戦いだ」 露軍の攻撃非難
ロシア軍が完全制圧をめざすウクライナ東部について、アメリカ国防総省の高官は先月29日、侵攻は計画通りには進んでいないとの分析を示しました。
ロシア国防省は先月30日、東部ドネツク州やハルキウ州などをミサイル攻撃し、ウクライナ軍の弾薬庫などを破壊したと発表しました。
その東部の戦況について、アメリカ国防総省の高官は先月29日、ウクライナ軍の抵抗により支配地域拡大にむけたロシア軍の目標達成は遅れているとの見方を示しました。
また、会見した国防総省のカービー報道官は、プーチン大統領が理性を保っているかを問われ、声を詰まらせる場面もありました。
カービー報道官「(いくつかの被害の映像は)直視できない…。(声を詰まらせる)…失礼、いくつかの(被害)映像は直視できないほどで、思慮深く、真剣で分別ある指導者であれば、あのような事をするとは思えない」
ウクライナのゼレンスキー大統領は先月29日の動画で、ロシア軍が東部の軍事施設や住宅に激しいミサイル攻撃を続け、全ての人の命を奪おうとしていると非難したうえで、ウクライナの人々を守る命がけの戦いだと訴えました。