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“オミクロン株”既に各国で“市中感染”か

2021年12月1日 21:05

オミクロン株が初めて報告されたのは11月24日、南アフリカからでした。しかし、イギリスやオランダでは、これよりも前にオミクロン株の市中感染が起きていた可能性があるということです。

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オミクロン株の存在が、初めてWHO(=世界保健機関)に報告されたのは11月24日、南アフリカからでした。しかし、この報告よりも前に、複数の国でオミクロン株の市中感染が起きていた可能性が出てきました。

イギリス北部、スコットランドでは、11月20日に行われたイベントで9人が集団感染した可能性があると当局が発表。

さらにオランダでは、それよりも前に感染した可能性があります。

オランダ保健当局
「現状、11月19日がオミクロン株の陽性反応が出た最も早い日です。しかし、これより早い感染も確認されるかもしれません」

11月19日と23日に採取された2つの検体からオミクロン株が見つかったことが明らかになりました。そのうち、南アフリカへの渡航歴があったのは1人で、もう1人はオランダ国内で感染したとみられています。

26日には、南アフリカから到着した飛行機の乗客およそ600人のうち、61人が新型コロナの検査で陽性となりました。少なくとも14人がオミクロン株に感染していましたが、なんと、61人の陽性者の中に、隔離先のホテルから抜けだし、国外へ出国しようとしたとして拘束されたカップルがいました。

拘束されたカップル
「警察らに出て行けと言われたから、午後の飛行機のチケットを買って飛行機に乗ったんだ」

隔離先を出るよう言われたと主張するカップル。スペイン行きの飛行機に乗っていたところ、離陸直前に拘束されました。

拘束されたカップル
「何の問題もなく飛行機に乗ることを許可されたのに、警察はすごく攻撃的で、私たちを犯罪者のように扱いました」

カップルはその後、病院に強制的に隔離されているということです。