中米のメキシコでアメリカを目指していたとみられる移民らを大勢乗せたトラックが横転し、少なくとも５３人が死亡しました。

ＡＰ通信によりますと、メキシコ南部チアパスで９日、幹線道路を走っていたトラックが横転して道路脇の柱に衝突しました。コンテナの中には隣の国グアテマラなどから来たとみられる移民ら少なくとも１０７人が詰め込まれた状態で乗っていて、少なくとも５３人が死亡、５４人がけがをしました。

移民らはトラックで首都メキシコシティーに向かい、その後、アメリカを目指す予定だったということです。

メキシコではかねてから中米諸国からアメリカを目指す人たちが南部の国境から流入していて、１０月には６台のトラックに乗っていた６００人を超える不法移民が摘発されるなど大きな問題となっています。