アメリカの小売り大手ウォルマートは８日、人が乗り込まない完全な自動運転のトラックでの運送を開始したと発表しました。

ウォルマートが発表したのは、客からオンラインで注文を受けた食料品を、アーカンソー州にある倉庫から約１１キロ離れた受け取り店舗まで、完全な自動運転のトラックで運ぶというものです。

自動運転に取り組んでいる企業「ガティック」と共同で去年１２月から安全管理の担当者が乗り込んだ上、実証実験を行ってきましたが、安全性が確認されたことから、人が乗り込まない形で運用を始めたということです。

ルイジアナ州でも同様の実証実験を行っていて、２０２２年中にも完全な自動運転を目指したいとしています。