ガザ南部でイスラエル軍が病院包囲、医療スタッフ拘束~ロイター通信
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くガザ地区南部で22日、イスラエル軍が病院を包囲するなどしたほか、医療スタッフも拘束したとロイター通信が伝えました。
ハマスの掃討作戦を続けるイスラエル軍は、ガザ地区南部の主要都市ハンユニスでの攻勢を強めています。こうした中、ロイター通信はガザ地区の保健当局の話として21日には戦闘で少なくとも50人が死亡、また22日にはイスラエル軍が複数の病院に対し包囲や突入するなどして医療関係者も拘束したと伝えています。
また、病院の周囲で戦闘も続いているため、病院内で亡くなった人の遺体を運び出すことができず、敷地内に埋葬されるケースも出ているということです。
イスラエル側は、ハマスの戦闘員などが病院を隠れ蓑に活動していると主張していますが、ハマスや病院側はこれを否定しています。
現地では、病院などが戦闘に巻き込まれることで医療の状況がさらに悪化することが懸念されています。