韓国・尹錫悦大統領、内乱首謀の罪で起訴 検察は起訴が相当と判断
韓国の尹錫悦大統領による非常戒厳をめぐり、検察は26日、内乱を首謀した罪で尹大統領を起訴しました。
韓国の検察は26日、尹大統領を内乱を首謀した罪で起訴しました。先月の非常戒厳の宣言を受けたもので、韓国で現職の大統領が起訴されるのは史上初めてです。
尹大統領をめぐっては、今月19日に合同捜査本部が逮捕し、23日、起訴する権限を持つ検察に引き継がれていました。
検察としては、尹大統領への聴取などを進められていない中、勾留を前に起訴に踏み切ったものです。
検察は、これまでに逮捕・起訴された関係者などへの捜査で得られた証拠から、起訴が相当と判断したということです。
起訴を受け、尹大統領が身柄を拘束された状態は今後、最長で6か月間続きます。
一方、尹大統領の弁護団は、検察が「歴史的な過ちを犯した」と批判し、「大統領による非常戒厳の宣言は、内乱罪には当たらない」と反発しています。