WHO、変異ウイルスEG.5を「注目すべき変異株」に指定
WHO(=世界保健機関)は、新型コロナウイルスのオミクロン株の変異ウイルスの1つ「EG.5」について、「注目すべき変異株」に指定しました。
WHOは9日、新型コロナのオミクロン株の変異ウイルス「EG.5」を、「注目すべき変異株」に分類しました。ウイルスの重症化については現時点では報告されていないということですが、感染力が強く、免疫から逃れる能力が高いことから、今後、流行する可能性があるとしています。
アメリカCDC(=疾病対策センター)によりますと、今月5日までの2週間でアメリカの新規感染者に占める「EG.5」の割合は約17%と推計されています。
ロイター通信によりますと、CDCのコーエン所長は「EG.5」について、「ウイルスは変化しているが、9月に接種が可能になるワクチンと治療薬で対応が可能だ」とする考えを示しました。