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9月の米雇用統計 就業者数は市場予想を大きく上回る

2024年10月4日 22:53
9月の米雇用統計 就業者数は市場予想を大きく上回る

アメリカの9月の雇用統計が発表され、就業者数は前の月から25万4000人増え、市場予想を大きく上回りました。

アメリカ労働省が4日に発表した9月の雇用統計で、景気の動向を反映する農業部門以外の就業者数は、前の月から25万4000人増え、15万人程度を見込んでいた市場予想を大きく上回りました。

また、失業率は、前の月から0.1ポイント改善し、4.1パーセントとなりました。今年に入り、失業率は、1月の3.7パーセントから7月の4.3パーセントまで上昇しましたが、その後は、2か月連続で改善しています。

今回の雇用統計はアメリカの労働市場の堅調さを改めて示した形で、市場では、FRB=連邦準備制度理事会が次回11月の会合で大幅な利下げに踏み切るとの見方が後退。外国為替市場では日米の金利差を意識した円売りドル買いの動きが広がり、円相場は一時、1ドル=149円台をつけました。2円あまり円安に振れた形で、8月中旬以来、およそ1か月半ぶりの円安・ドル高水準となりました。

最終更新日:2024年10月5日 9:53