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フランスで暴風雨…巨大な「ひょう」も 気象局“20年ぶり”2番目に高い警戒レベル発令

2022年6月6日 21:59

フランス中部のビシーで4日、暴風雨にみまわれ「ひょう」が降り、車の窓ガラスが割れたり、ビシーの約1万5000世帯が停電したりするなどの被害が出ました。これを受け、フランスの気象局は20年ぶりに、2番目に高い警戒レベルを国内65県に発令しました。

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フランス中部のビシーが4日、暴風雨にみまわれました。バラバラと激しい音を立てて路面に降ってきたのは、氷の塊「ひょう」です。大きいものはテニスボールほどもありました。車の窓ガラスが割れたり、ヒビが入ったりするなどの被害が出ていて、ビシーの約1万5000世帯が停電となりました。

今回の暴風雨について、フランスの気象局は20年ぶりに、2番目に高い警戒レベルを国内65の県に発令しました。

暴風雨の被害は各地にひろがり、フランス北部ルーアンでは4日に鉄砲水が発生し、濁った水が音を立てて住宅街を流れ、道路で押し流されそうになっている車もありました。

フランス内務省は、この暴風雨で女性1人が死亡し、5人が負傷したと発表しています。