米中首脳が今月15日に会談へ 対面では1年ぶり
アメリカのホワイトハウスは、バイデン大統領と中国の習近平国家主席による首脳会談を今月15日に行うことを明らかにしました。
アメリカ政府高官によりますと、会談はAPEC(=アジア太平洋経済協力会議)にあわせて、今月15日にサンフランシスコで行われます。対面での首脳会談は1年ぶりです。
アメリカ政府高官は、「大統領は軍事面の意思疎通を再開するために必要な措置をとる決意だ」と述べていて、偶発的な衝突を避けるため、軍同士の対話を再開できるかが焦点となります。
アメリカとしてはウクライナや中東情勢への対応を迫られる中、中国との関係を安定させる狙いがあります。
一方、中国側も声明を発表し、「両国関係や国際的な課題について深く意思疎通を図る」と、米中関係の改善に向けて意欲をみせました。
会談では、台湾や南シナ海、人権など、米中が対立する問題についても議論が行われる見通しです。