親露派、イギリス人ら“戦闘員”3人に死刑判決 英外相「彼らは捕虜だ。正当性のない偽りの判決だ」
ウクライナ東部セベロドネツクなどでロシア側が攻勢を強める中、ウクライナ国防省は9日、「毎日、最大で100人の兵士が死んでいる」と明らかにしました。
ルハンシク州 ハイダイ知事「今もセベロドネツクで戦闘が続いている。ロシア側が街を完全に支配しているという話はうそだ」
ロシア側が攻勢を強める東部ルハンシク州の要衝セベロドネツクについて、ハイダイ知事は9日、ウクライナ軍が抵抗を続けていると述べました。
ウクライナ国防省は9日、東部を中心とした戦闘で毎日最大で100人の兵士が死んでいて、最大500人の負傷者が出ていると明らかにし、戦闘が消耗戦になりつつあることをうかがわせました。
こうした中、ウクライナ東部で親ロシア派武装勢力が実効支配する地域の裁判所は9日、ウクライナ側の戦闘員だったイギリス人男性2人とモロッコ人男性1人に死刑判決を言い渡しました。
親ロシア派側は、「彼らは傭兵として政権転覆をはかっていた」と主張していますが、イギリスのトラス外相は、「彼らは捕虜だ。正当性のない偽りの判決だ」と強く非難しています。