ヒズボラ、最高指導者にナイム・カセム師を選出
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは、29日、最高指導者にナイム・カセム師を選出したことを明らかにしました。
ヒズボラは29日、先月殺害された最高指導者ナスララ師の後任に、ナイム・カセム師を選出したことを明らかにしました。
カセム師は、これまでヒズボラのナンバー2として活動し、イスラエルとの戦闘についても強硬姿勢を示してきたことから、ヒズボラ側が徹底抗戦の構えを崩さないとの見方が広がっています。
こうした中、イスラエル軍とヒズボラとの戦闘をめぐっても、攻撃の応酬が続いています。
レバノンの保健省は、29日、イスラエル軍の空爆によって、北東部のベカー高原で、子どもを含む60人以上が死亡したと発表しました。
ベカー高原にはイスラエルと国境を接する南部とともに、ヒズボラが拠点を置いていてイスラエル軍は、ヒズボラの軍事施設を標的に攻撃したとしています。
一方、ヒズボラ側もイスラエル北部にロケット弾を発射しこの攻撃でイスラエル側は1人が死亡したと発表しました。