ロシア国防省は20日、アゼルバイジャンとアルメニアの係争地、ナゴルノカラバフで起きた軍事行動について、停戦が成立したと発表しました。

アゼルバイジャンは19日、アルメニアとの係争地、ナゴルノカラバフで「対テロ作戦」と称する軍事行動を開始しました。

ロイター通信は、現地当局者の話として、子ども5人を含む少なくとも200人が死亡し、400人以上がケガをしたと伝えています。

こうした中、ロシア国防省は20日、「ロシア平和維持部隊の仲介で、アゼルバイジャン側とナゴルノカラバフ当局との間で停戦が成立した」と発表しました。

ロシアメディアは、ナゴルノカラバフ当局が武装解除と、駐留するアルメニア軍の撤退を受け入れたと伝えています。

現地は、過去30年間にわたって衝突が繰り返されていて、2020年には激しい戦闘が起き、ロシアの仲介で停戦が成立したことがあります。