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韓国 出生率0.78 過去最低を更新 OECD平均の半分以下に

2023年2月22日 14:31
韓国 出生率0.78 過去最低を更新 OECD平均の半分以下に

韓国の去年の出生率が過去最低の0.78まで低下し、少子化が一段と進みました。OECD=経済協力開発機構の加盟国の平均値の半分にも満たず、最低の数値です。

韓国統計庁は22日、2022年の韓国の合計特殊出生率の暫定値が0.78になったと発表しました。

合計特殊出生率は女性1人が生涯に産む子供の数を示す数値で、韓国は去年の0.81からさらに0.03ポイント低下した形です。

2020年のOECDの加盟国の出生率は平均で1.59で、韓国はその半分にも満たず、同じく少子化が進む日本(1.33)に比べても低い水準です。

統計庁は出生率の低下について「婚姻数の減少が影響を及ぼした」と説明しています。

韓国の2022年の婚姻件数は19万1697件で、1970年以来最低を記録しています。

韓国の都市部では住宅価格が高騰したことに加え、熾烈な競争で高額な教育費用が必要なことなどから結婚や出産をためらう若者たちが増え、少子化に歯止めがかからない状態です。