中国・習主席がホンジュラスのカストロ大統領と会談 中国との国交樹立を「歴史的な決断」と評価
中国の習近平国家主席は12日、台湾と断交した中米・ホンジュラスのカストロ大統領と会談し、中国との国交樹立を「歴史的な決断」だと評価しました。
北京でカストロ大統領と会談した習主席は、「中国とホンジュラスの新たな歴史を切り開いた。歴史的な決断を下し、中国との国交樹立を断行した」などと持ち上げました。
また、首脳会談後に出された共同声明では、ホンジュラス側が台湾問題をめぐり「『一つの中国』の原則を断固支持し、中国政府が国家統一を実現するための努力を支持する」と、中国寄りの姿勢を鮮明にしました。
11日には北京にホンジュラスの大使館がオープンし、両国は関係強化を推し進める構えです。
中国は経済的な影響力を背景に、台湾との交流を維持する他の国々への働きかけを強め、統一に向けた足場を強化すると共に、台湾の孤立を際立たせる戦略です。