韓国では、新型コロナウイルスの新規感染者がおよそ3か月ぶりに10万人を超えました。政府は27日に自主的な感染対策を改めて呼びかける一方、一律の行動制限は設けない方針を強調しました。

韓国では27日の発表で、1日の新規感染者がおよそ3か月ぶりに10万人を超え感染拡大が続いています。

こうした状況を受け、韓国政府は27日、公務員について不要不急な会合の自粛を求め、夏の休暇明けには抗原検査を行うよう勧告すると発表しました。ただ、民間企業には同様の対応は求めず、在宅勤務の活性化などを案内するに留めます。

また、室内でのマスク着用など基本的な感染対策の徹底を呼びかけたものの、飲食店の営業制限など一律の制限は行わない方針です。

理由について「規制による対策は実効性が高くなく、経済的な影響を最小化するためにも日常生活への回復は中断しない」と説明しています。