アフリカ北部のリビアで発生した洪水をめぐり、現地当局は13日、死者数が2万人に達する可能性があると明らかにしました。

アフリカ北部のリビアで発生した洪水では、これまでに5300人以上が死亡し、さらに数千人の行方が分かっていません。こうした中、現地当局は13日、洪水の被害を受けた地域の死者数が2万人に達する可能性があると明らかにしました。エジプトやトルコなど近隣諸国の救助隊が到着し、活動を続けていますが、現地当局は、「がれきの下や水の中に多くの遺体があり、感染症などの危険性が高まっているため、遺体収容に特化したチームが必要だ」としています。

また、IOM（＝国際移住機関）によりますと、被害が大きい東部のデルナで、少なくとも3万人が避難生活を余儀なくされていて、迅速な人道支援が必要な状況となっています。