是枝監督「思った以上にちゃんと届いた」カンヌ国際映画祭で公式上映
世界3大映画祭のひとつ、フランスのカンヌ国際映画祭で、是枝裕和監督の最新作「ベイビー・ブローカー」が公式上映されました。
カンヌ国際映画祭で26日、最高賞の「パルムドール」を競うコンペティション部門にノミネートされている是枝裕和監督の韓国映画「ベイビー・ブローカー」が公式上映されました。
子どもを育てられなくなった親が赤ちゃんを匿名で預ける、いわゆる「赤ちゃんポスト」をめぐる人間模様を描いた物語で、上映後、観客は立ち上がって大きな拍手を送っていました。
観客「非常に良い映画でした。複雑な話ですが、最後に大きな感動がありました。役者がとてもうまいですね」
是枝監督「(笑うべきところで)かなり笑い声が起きていたので、どのくらい現場で感じていたことが字幕になって伝わるのかなというのは多少不安だったんですけど、思った以上にちゃんと届いたのかなと思っています」
是枝監督は2018年に「万引き家族」でパルムドールを受賞しています。2度目の受賞となるのか、発表は日本時間29日に行われます。