米当局、追加接種用ワクチン対象を5歳以上に拡大
アメリカの規制当局は12日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した追加接種用ワクチンについて、接種対象を5歳以上に拡大しました。
アメリカのFDA(=食品医薬品局)は12日、新型ウイルスのオミクロン株の変異系統「BA.4」と「BA.5」に対応した追加接種用ワクチンについて、接種対象をファイザー製は5歳以上に、モデルナ製は6歳以上に拡大しました。いずれも従来のワクチン接種から2か月以上あける必要があるとしています。
アメリカでは、新規感染者数の7日間平均が、10日時点でおよそ3万9000人となっていて、7月下旬以降、減少傾向が続いています。
ただ、FDAは、「子どもたちが学校の対面授業に戻り、パンデミック前の活動を再開していることから、ウイルスにさらされるリスクは高まっている」として、オミクロン株に対応したワクチンの接種を呼びかけています。