遺体安置所から臓器など盗んで密売か…6人起訴 米国
アメリカのハーバード大学医学部の遺体安置所から臓器や骨などを盗んで密売したとして、遺体安置所の元管理者の男ら6人が起訴されました。
起訴されたのは、ハーバード大学医学部の遺体安置所の元管理者、セドリック・ロッジ被告ら6人です。
検察当局によりますと、ロッジ被告らは、2018年から22年にかけて、解剖の授業のために提供された遺体の臓器や骨などを盗んで密売したとされています。
ロッジ被告らは、全米で人体の一部を秘密裏に売買するネットワークの一員だったということです。起訴された被告の中には、盗まれたとみられる骨の写真などを自身のSNSに投稿している人物もいました。
検察当局は、「理解を超えた犯罪だ」と指摘した上で、「遺体を盗み、売買する行為は、人間の根源への攻撃だ」と強く非難しています。