×

ニシキゴイ、中国へ輸出再開の見通し およそ1年ぶり

2024年10月22日 13:21

日本から中国への輸出ができなくなっていたニシキゴイについて、およそ1年ぶりに輸出が再開される見通しとなったことが分かりました。

中国当局は日本から輸出される観賞用のニシキゴイについて、検疫などを行う施設の更新手続きを認めず、昨年11月から輸出ができない状態が続いていました。農林水産省によりますと、今月になって、中国側が新潟県や広島県など国内の6施設の養殖場の登録更新を認めたということです。およそ1年ぶりに輸出が再開される見通しになりましたが、中国側は更新を認めなかった理由などを明らかにしていません。

ニシキゴイは、富裕層を中心に人気を集め高値で取引されていて、国内の養殖業者からは「中国には多く輸出していたので再開できてうれしい。今はニシキゴイのシーズンで、来月には輸出できると思う」と歓迎する声が上がりました。

一方、日本政府関係者は、「今回の輸出再開は、中国による日本産水産物の禁輸措置とは関係しない」と話しています。

最終更新日:2024年10月22日 13:21