アメリカ政府高官は20日、ウクライナに対し、地対空ミサイルシステム「パトリオット」を優先的に供与することを明らかにしました。

アメリカ・ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は20日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対して、他の国に納入する予定だった「パトリオット」を優先して供与することを明らかにしました。

カービー補佐官は「ロシアがウクライナの都市や民間インフラへの攻撃を加速させている」と指摘し、ウクライナの防空能力の強化を急ぐため「困難だが、必要な決定をした」と述べました。

その上で、「夏の終わりから秋にかけての戦争の重要な局面で、ウクライナの備蓄を維持するために必要なミサイルを提供できる」と強調しました。