2000件以上も…韓国で“不審な郵便物”相次ぐ 詐欺の手法? 中国の業者が発送か
韓国で身に覚えのない不審な郵便物が届いたとの通報が相次いでいます。
20日、警察や軍などが出動したのは、韓国南東部・蔚山(ウルサン)の障害者福祉施設です。防護服姿の特殊部隊がゴミ箱の中から取り出したのは黄色い郵便物。中に何も入っていないものもありました。
この封筒を開けた職員3人がめまいや呼吸困難を訴えましたが、警察などの調査で有害物質は検出されませんでした。
21日には、ソウル中心部の郵便局でも同じような不審な郵便物が見つかり、建物にいた約1700人が緊急避難する事態になりました。
24日朝の時点で、韓国各地で2000件以上も通報が寄せられているナゾの郵便物。発送元として「台湾の台北」などと書かれています。
台湾の当局によると、中国から発送されたあと、台湾を経由して韓国に届いているということです。
韓国の警察関係者は、中国の業者が無作為に発送していると指摘。購入者になりすましてウソのレビューを書き込み評価を上げる“詐欺の手法”だとみられるということです。