郵便配達員に“受け子”の発見を…埼玉県警と郵便局が特殊詐欺で協定
集配業務にあたる郵便配達員に特殊詐欺の受け子を見つけてもらい、検挙につなげようと、埼玉県警と郵便局が協定を結びました。
埼玉県警の大宮警察署など4つの警察署とさいたま新都心郵便局は30日、特殊詐欺撲滅のための協定を結び、郵便配達員が集配業務の際高齢者から特殊詐欺被害の相談を受けたり、不審な受け子のような人物を目撃したりしたら通報して検挙につなげることなどを約束しました。
大宮署・愛敬進署長「(配達員に)不審者を見つけて通報いただくことにより 犯人検挙に向けた官民連携が図れる点で画期的な取り組みだと考えている」
また、警察官から配達員に向けて特殊詐欺の発生状況や受け子の見分け方などについて、授業も行われました。
さいたま新都心郵便局はおよそ24万世帯の集配を300人以上の配達員で担当していて、警察は機動力をいかして犯人検挙につなげてもらいたいとしています。