ニューヨーク近代美術館で12日、男が突然押し入り、女性従業員2人の背中や首の後ろなどをナイフで何度も刺す事件がありました。

美術館の防犯カメラが捉えたのは、ナイフを持った男が受付を飛び越え、従業員に襲いかかる様子。現場はパニックになりました。男性が物を投げつけますが勢いはおさまらず、逃げようとする人を追いかけていく様子も映されていました。

現場となったのは、MoMAの愛称で知られ、日本人観光客にも人気のニューヨーク近代美術館です。

地元警察などによると、12日、美術館の受付カウンターに男が突然押し入り、女性従業員2人の背中や首の後ろなどをナイフで何度も刺したといいます。2人は病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。

男は以前から美術館でトラブルを起こしていたということですが、従業員が入館を断ったところ、怒って受付カウンターに飛び乗り、犯行に及んだということです。

男は今も逃走していて、警察は60歳の白人で黒いジャケットに青いマスクを着けた男の行方を追っています。