ペンス前副大統領 トランプ前大統領を「間違っている」と批判
アメリカのトランプ政権で副大統領を務めたペンス氏が4日、「トランプ前大統領は間違っている」と述べ、2020年の大統領選挙の結果を覆そうとするトランプ氏の姿勢を批判しました。
ペンス前副大統領「トランプ前大統領は私に選挙結果を覆す権利があると言っているが、トランプ氏は間違っている」
ペンス氏は4日、講演でこのように述べ、2020年の大統領選挙の結果をペンス氏が覆すことができたと主張するトランプ氏に対し、「私に選挙結果を覆す権利はなかった」と強く反論しました。「1人の人間が大統領を選ぶことができるというのは、アメリカ的考えではない」とも述べています。
トランプ氏は、当時議会で選挙結果を確定する手続きの議事進行役だったペンス氏に対し、手続きを阻止するよう再三圧力をかけていました。
ペンス氏は、トランプ氏も出馬に意欲を示す2024年の大統領選挙の共和党候補の1人と目されていて、今回の発言についてアメリカメディアは、「トランプ氏との明確な決別だ」などと論評しています。