タイ国王を侮辱するコメント投稿…30歳男に禁錮50年の判決 “不敬罪”の量刑として最長
「タイ)王室改革を求めるデモ」
タイの国王を侮辱するコメントをSNSに投稿したとして裁判所が18日、30歳のタイ人の男に禁錮50年の判決を言い渡しました。王室の批判を禁じる不敬罪の量刑としてはこれまでで最長だということです。
地元メディアによりますとモンコン・ティラコート被告は2021年、SNSに国王を侮辱するコメントを相次いで投稿し、一審で禁錮28年が言い渡されていました。
ティラコート被告は保釈金を支払い、保釈されていましたが、保釈中も王室批判を繰り返していました。
タイ・チェンライの裁判所で18日、控訴審が開かれ、裁判所はティラコート被告に一審に22年を追加した禁錮50年を言い渡しました。
追加された22年について裁判所は、被告の捜査当局への協力的な態度などを理由に3分の1に減刑したとしています。
これまで王室への不敬罪で最長だった禁錮43年6か月を抜き、一番重い刑期だということです。