パンを求めて集まった群衆に押しつぶされ…子ども含む3人死亡 ガザ地区
食料危機が深刻化するパレスチナ自治区ガザ地区で29日、パンを求めて集まった群衆に押しつぶされ、子どもを含む3人が死亡しました。
ガザ地区では、イスラエル軍とイスラム組織ハマスによる戦闘の影響で深刻な食料危機に陥っていて、AP通信によりますと、29日、大勢の人がパンを求めて店に殺到し、押しつぶされた3人が死亡したということです。
死亡したのは、13歳と17歳の少女2人と50歳の女性で、死因はいずれも窒息死でした。
過去2か月間でガザ地区に搬入された食料は、去年10月に戦闘が始まって以来、ほぼ最低水準まで落ち込み、1日1食しか食事を確保できない家族も多いということです。
こうした中、ロイター通信はハマス幹部の話として、ハマス代表団が停戦交渉に向け、30日にも仲介国のエジプトを訪問すると伝えました。
ただ、イスラエル軍は29日も攻撃を続けていて、先行きは不透明です。
最終更新日:2024年11月30日 17:30