習近平氏が20日からロシア訪問へ プーチン大統領とウクライナ問題について意見交換の見通し
中国の習近平国家主席は20日からロシアを訪問し、プーチン大統領とウクライナ問題についても意見交換する見通しです。これを前に習氏は新聞への寄稿で「複雑な問題に単純な解決策はない」と訴えました。
習主席のロシア訪問はロシアによるウクライナ侵攻後初めてで、到着後、プーチン大統領と1対1の夕食会や21日にはラブロフ外相らを交えた首脳会談も予定されています。
この訪問を前に習氏とプーチン氏はそれぞれの相手国の新聞に文章を寄稿しました。
習氏はこの中で先月、中国がウクライナ問題について双方に停戦を呼びかける声明を発表したことについて「国際社会の最大限の合意を体現したものだ」と強調しました。
その上で、「複雑な問題に単純な解決策はない」と訴えています。
一方、プーチン氏は「中国のバランスの取れた姿勢に感謝する」と持ち上げる一方で、「危機は欧米が引きおこしあおっているものだ」と従来の主張を繰り返しました。