台湾の第3政党・民衆党の柯文哲主席が保釈 「自分は汚職など違法なことをする人間ではない」 収賄の罪などで起訴
収賄の罪などで起訴された台湾の第3政党・民衆党の柯文哲主席が、保釈金およそ1億4000万円を納め保釈されました。柯氏は「自分は汚職など違法なことをする人間ではない」と訴えています。
台湾の国会に相当する立法院で第3の勢力をもつ野党・民衆党の柯文哲主席は、台北市長時代に、商業ビルの再開発をめぐって業者から1710万台湾ドル(約8200万円)の賄賂を受け取り、容積率を不正に引き上げたとする収賄罪などで、26日、起訴されました。
柯氏は100日以上、拘束が続いていましたが、裁判所は、保釈金3000万台湾ドル(約1億4000万円)で保釈を認める決定を出し、柯氏はこれを納め、27日に保釈されました。
保釈後、自宅前で取材に応じた柯氏は、「自分は利益のために汚職などの違法なことをする人間ではない」と主張しました。
検察側は柯氏について、あわせて4つの事件について懲役28年6か月を求刑し、公民権を10年間停止するよう求める方針です。