書店やスイーツ店がいつでも利用可能!最近気になる24時間営業のお店を取材!
新型コロナウイルスが蔓延した頃に増えた、無人の24時間営業のお店。その営業スタイルに、新たなチャンスを見出して、今、様々なお店が登場しています。一体、どんなお店があるのか?後藤楽々キャスターが取材しました。
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午前7時30分、後藤キャスターが訪れたのは、東京・世田谷区にある書店。普通の書店だと、まだお店が開いていない時間帯ですが、なんとお店から明かりが!
実はこちらの書店、夜間から早朝まで、無人営業していて、24時間利用出来ます。防犯対策として、自動ドアは施錠されているため、書店のLINEを登録し、専用の二次元コードを読み込むことで入店できるシステムとなっています。
後藤楽々キャスター
「おっ!開きましたドアが!しかも誰もいません」
中に入ってみると、店員の姿はなく、不思議な雰囲気です。会計はキャッシュレス決済のみ。
後藤楽々キャスター
「なぜ書店で無人営業を始めた?」
「MUJIN書店」事業を手がける トーハン経営企画部・大塚正志部長
「最近は書店がどんどん街からなくなっている。なんとしても書店を街に残していきたい」
書店の可能性をさらに広げたいという大塚さん。高騰する人件費は抑えるため、午前10時から午後7時までは、店員がいて、それ以外の時間を無人営業にすることで、新たな客を取り込む狙いだということです。
お店作りも工夫していて、防犯対策のために入り口の棚をなくし、利用には登録制にしたことで、今のところ万引きなどの被害は、受けていないようです。お店に来た方に話を聞くと…
福祉関係に勤める60代女性
「非常に助かります。買わなくても店内を回ったりしているので楽しいです」
近所に住む20代男性
「簿記のテキストを買いました。いつでも来られるというのはでかいすぐに手に取れるので」
欲しい時にいつでも立ち寄れる!そんな24時間営業のお店を今後も増やしていくそうです。
続いて訪れたのは、東京・葛飾区。去年オープンしたのは、なんと、24時間営業している”冷凍スイーツ専門”のお店。
後藤楽々キャスター
「種類豊富」
全国各地のスイーツが約80種類。しかも珍しいものばかりです。
24スイーツショップ綾瀬店をフランチャイズ経営・方健太郎さん
「普段なかなか接することができないスイーツを集めて、1個から実際に手に取って買うことができる」
1日の来店者数は約100人。しかも冷凍で日持ちするとあって、まとめ買いのお客さんも多いと言います。
初めて利用した家族
「この辺では売っていないものなので初めて来て興奮して買っちゃいました」
午後10時。仕事終わりに来店した男性は。
3回目の利用・40代男性
「たまにはご褒美」
頑張った自分へのご褒美としてティラミスやクレープを購入していました。
こちらの冷凍スイーツ専門の無人販売は、去年広島で1号店がオープンして以来、1年で全国80店舗に拡大!
お店を経営している方さん夫婦は、リモートワークが増えたことで、空いた時間を活用できると思い、会社員をやりながら、副業として無人販売を始めました。お店の管理も夫婦で協力して行っているそうです。
24スイーツショップ綾瀬店をフランチャイズ経営・方健太郎さん
「ゲーム感覚で楽しい」
イマドキの24時間営業のお店。ライフスタイルに合わせた新たなサービスが提供されています。