東京・杉並区にあるトランクルーム。新生活が始まる春は、荷物を置きにくる人や取りにくる人が増える時期。それぞれに、一体どんな事情があるのか、訪れる人たちに聞いてみた。

まずは荷物を運び出していた夫婦。この日、トランクルームの解約を済ませて全ての荷物を持ち帰るところだった。ともに60代というご夫婦。トランクルームを解約した理由とは――。

続いて42歳の男性。奥様の実家を建て替える間、荷物を保管しているという。見せてくれたのは義理の父のコレクション。それから3ヶ月後に新居は完成するのだが、その時には思いもよらない運命が待ち受けていた。

さらに、40年間レコーディングのエンジニアをしていたという男性。置いている荷物について聞くと、使い慣れている録音機材を保管しているという。いまは趣味で大人数のビッグバンドを率いてジャズなどを演奏している、根っからの音楽好きの男性。意外な時に、この録音機材の出番があるのだとか。

そして音楽関係の人がもう一人。広島大学の学生だった。一年間休学し、上京して仕事をしているのだという。トランクルームの荷物を見せてもらうと、そこにあったのはドラムのセット。そこには人生の分かれ道で進路に迷う、一人の若者の苦悩が見え隠れしていた。


※詳しくは動画をご覧ください。(2022年4月20日放送「news every.」より)