県内は、25日夜から断続的に雨が降り、五城目町と上小阿仁村、それに北秋田市には、25日夜、記録的短時間大雨情報が発表されました。

引き続き、土砂災害などに厳重に警戒してください。

県内は、断続的に雨雲が流れ込み、記録的な大雨となっています。

気象庁は25日夜、相次いで記録的短時間大雨情報を発表しました。

五城目町と上小阿仁村でそれぞれ午後9時50分までの1時間に120ミリ以上、北秋田市南部で午後10時までの1時間に約100ミリの雨が観測されたということです。

一夜明けた上小阿仁村の五反沢地区では、五反沢川の水があふれ、道路や田んぼがすっぽりと水に浸かり、まるで湖のような状態になっていました。

茶色く濁った大量の水が道路に次々と流れ込み、流木なども押し寄せていました。

上小阿仁村によりますと、この地区を含む5つの地域で断水が発生していて、復旧の見込みは立っていないということです。

おととし8月にも大雨による被害があった仏社地区では、地区を流れる仏社川が増水。

橋が崩れ、集落に大量の土砂や流木が押し寄せました。

また、土砂崩れが各地で発生していて、国道285号は、五城目町と上小阿仁村の間で、国道105号は、北秋田市阿仁の一部区間で全面通行止めとなっています。

県道の土砂崩れで、上小阿仁村の八木沢集落の6世帯9人と、萩形ダムの職員1人が孤立状態となっています。

26日も多いところで1時間に40ミリの激しい雨が降る恐れがあります。

24日の降り始めから午前10時までの雨量は、由利本荘市東由利で275ミリ、北秋田市阿仁合で271ミリなどとなっています。

子吉川と石沢川が氾濫した由利本荘市では、いまも86世帯、231人に緊急安全確保が出されていて、26日の夜遅くにかけて、土砂災害や河川の増水に厳重に警戒が必要です。

（26日午前11時30分現在）