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1月26日の「文化財防火デー」前に各地で消防訓練 秋田市の寺で初期消火の手順や文化財の運び出し方を確認

2025年1月24日 17:35
1月26日の「文化財防火デー」前に各地で消防訓練 秋田市の寺で初期消火の手順や文化財の運び出し方を確認

1月26日は「文化財防火デー」です。

これに先立ち、各地で消防訓練が行われています。

秋田市にある寺では、参加者が初期消火の手順や文化財の運び出し方を確認しました。

「火事だー」

訓練が行われたのは、秋田藩主佐竹氏の菩提寺でもある、秋田市泉の天徳寺です。

本堂から火が出た想定で、寺の関係者11人が、初期消火の手順や文化財の運び出し方を確認しました。

「本堂の玄関、出入口付近から出火しています」

文化財防火デーは、奈良の法隆寺で、1949年の1月26日に火事が起きたことを踏まえて制定されました。

県内では、2005年の1月に、県指定文化財だった秋田市の八幡秋田神社が火事で焼失しています。

本堂や山門などが国の重要文化財に指定されている天徳寺。

歴代の佐竹家ゆかりの品など多くの文化財が収蔵されていて、訓練は欠かせません。

参加者
「歴史のある建物を火災で焼失することがないように、日頃から火災、防災への意識を高めていきたいですし、きょう行った訓練のことを一つひとついざという時は思い出しながら、落ち着いて動けるように、しっかりきょうの訓練を思い出して動きたいと思います」

関向良子アナウンサー
「水消火器やってみてどうでした?」
参加者
「そうですね。どっちの手で最初つまみとか操作をやる時に、やっぱり戸惑いますね。少しね、見ているのと違って。だから実際の時、もうちょっとスムーズにできるように練習したいと思います」

1年の中で最も火事が起きやすいと言われる、今の時季。

県内では、来月3日にかけて、天徳寺を含む14の施設で訓練が行われ、貴重な文化財の保護に向けて防災意識を高めます。

最終更新日:2025年1月24日 18:49
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